Amazon RDS(Relational Database Service)とは?
Amazon RDS(Relational Database Service) は、AWS(Amazon Web Services)が提供するフルマネージド型のリレーショナルデータベースサービス です。ユーザーがデータベースのセットアップ、運用、スケーリングを簡単に管理できるように設計されています。
🔹 Amazon RDS の主な特徴
1️⃣ フルマネージド
- バックアップ、パッチ適用、監視、スケーリングを自動化
- ユーザーはインフラ管理不要でデータベースの運用に集中できる
2️⃣ 複数のデータベースエンジン対応
Amazon RDS は以下の6つのデータベースエンジンをサポート:
- Amazon RDS for MySQL
- Amazon RDS for PostgreSQL
- Amazon RDS for MariaDB
- Amazon RDS for Oracle
- Amazon RDS for SQL Server
- Amazon RDS for Amazon Aurora(AWS独自の高速・高可用性DB)
3️⃣ 自動バックアップとスナップショット
- RDS は定期的にバックアップを自動作成(デフォルトで1日1回)
- 手動スナップショットを作成して長期保存も可能
4️⃣ 高可用性(Multi-AZ & Read Replica)
- Multi-AZ 配置(スタンバイDBを自動フェイルオーバー)
- Read Replica(リード専用レプリカを作成し負荷分散)
5️⃣ スケーラビリティ
- コンピュートスケーリング(インスタンスタイプ変更で性能向上)
- ストレージスケーリング(自動でストレージ拡張)
6️⃣ セキュリティ
- IAM、VPC、暗号化(KMS)でアクセス管理
- データ暗号化(AES-256) でセキュリティ強化
🔹 Amazon RDS のメリット
✅ 運用コスト削減 → 手動でのDB管理が不要
✅ 高可用性と耐障害性 → Multi-AZ、バックアップ機能
✅ スケーラブル → 負荷に応じて簡単に拡張可能
✅ セキュアな環境 → AWSセキュリティ基準に準拠
🔹 Amazon RDS のユースケース
- Webアプリのデータベース(ECサイト、SaaS、モバイルアプリ)
- オンプレミスからクラウドへの移行(VMwareやRed Hat環境のDB移行)
- BI/分析用途(レプリカDBを使って分析処理の負荷を軽減)
- 開発・テスト環境の構築(簡単にDBを作成・削除できる)
🔹 まとめ
Amazon RDS は、運用の手間を減らし、可用性やセキュリティを強化しながら、スケーラブルなデータベース運用を可能にするAWSのマネージドサービス です。
データベースの運用負担を減らしたい場合や、クラウド移行を検討している場合に最適です!